二人で協力して家事を分担する

二人で家事を協力してやっていくために

結婚後の主婦の悩みとしてかなり高い割合で挙げられているのが「夫が家事を手伝ってくれない」ということです。

結婚当初は二人で協力して家庭生活をやっていこうというふうに話をしてきたのに、実際に結婚をしてからというもの家事のほとんどは妻の方が担当をしておりお願いをしてもしぶしぶやってくれるくらいになってしまったなんていうこともよくあります。

そうした時にはなんとかやってもらおうと繰り返しお願いをしたり、泣き落としや怒りなどいろいろなアプローチをしていくのですが、それでもなかなか動いてくれる旦那さんは少ないというのが実情のようです。

特に結婚後に出産をして家庭に入った女性にとっては、「家にいる自分がするのがあたりまえ」といった態度をとられることが心理的な負担になってしまうこともあり、それが夫婦仲にヒビを入れてしまうということもあったりします。

結婚をするということはそれまで全く異なる家庭環境の中で生活をしてきた人同士が一つ屋根の下で生活をしていくことなので、多少の意思疎通のスレ違いがあるのは仕方のないことです。

ですのでもし夫が家事を全く手伝ってくれないと悩むときには、まず夫を責めるのではなくどうやったら自分から家事をしてくれるようになってくれるかということを現実的に考えていくということが大切になります。

夫を「育てる」つもりで家事を依頼する

そこで思い出してもらいたいのが、結婚前などに勤務をしてきた会社やお店での様子です。

おそらく現在主婦業をされている方であっても、学校卒業後には何らかの形でお仕事を経験されてきたことと思います。

そんな仕事をしていくときには新人の時にはまず上司や先輩について仕事を教えてもらったことと思いますが、そこでどういった上司なら「働きやすい」と思ったでしょうか?

逆にどんな上司についたときに「働きづらい」「やめたい」と思ったでしょうか?

おそらく働きにくいと感じる上司の特徴としては「いちいち細かいことをうるさく指示してくる」「自分の思い通りのやり方をしないと機嫌が悪くなる」「与える指示がその日の気分でコロコロ変わる」「すぐ感情的になる」といったものではないかと思います。

逆に働きやすい上司というのは「ある程度の権限をきちんと与えて任せてくれる」「自分なりのやり方を尊重してくれる」「指示が明確でOKラインがわかりやすい」といった人ではないでしょうか。

そこで振り返ってみてほしいのが、夫に対して家事をお願いするときよくない上司のようなことをしていないかということです。

夫に直接言う必要はありませんが、家事においては妻の方が上司役になることがほとんどであるため、ただ家事をお願いするのではなく仕事(ミッション)をして明確に指示を出すことが重要になってくるのです。

結婚をしたら対等な関係という建前はまず一端捨てて、夫の自主性にばかり期待せず自分で相手を育てるくらいの気持ちでお願いをしてみましょう。

「家事ハラ」と言われないために

新婚時や子供が生まれたばかりのときに、できるだけ積極的に家事をしようとしてくれる夫は実はたくさんいるものです。

ですが本人のやる気は十分にあるのに、せっかく行った家事について「下手くそ」「あとでやり直さないといけない」といったマイナスの評価ばかりを与えていては、最初はあたはずのやる気もみるみるなくなってしまうことでしょう。

妻から家事にひどいダメ出しを受けて自信喪失をしてしまうことを「家事ハラ」ということもありますが、そうした険悪な状態にならないようにするためにはまず家事をしてくれたことに感謝をし、認めてあげることが大切になってきます。

最初から完璧にやってくれることを期待せず、一緒にできることを教えてほめて伸ばしていくようにすれば少しずつ家事に協力的になっていってくれるはずです。

2人で相談するということが大切で、こちらのサイトにも共働きの現実問題や夫婦での話合いについて紹介されていたので参考にしてみてください。
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