子供とお母さん

今や社会問題になっている「キラキラネーム」

「キラキラネーム」とはここ数年急激に有名になってきた子供の命名についての現象です。

ただどちらかというと無謀な親を揶揄する意味で使われることの方が多く、非常識な名付けをされてしまうことで将来的に不利益を受けてしまう子供も存在しています。

いわゆる「キラキラネーム」と呼ばれる名前の特徴としては、「読めない漢字を無理やり当てはめる」「
人間の名前とは思えない非常識な言葉」といったことが挙げられます。

有名な事例としては「光宙(ぴかちゅう)」や「黄熊(ぷう)」「今鹿(なうしか)」などといったものがあります。

今から20年くらい前に子供の名前に「悪魔」という言葉をつけようとしたところ役所が受理しなかったということがニュースになりましたが、現在ではそれどころではないほど非常識な名前が蔓延しているのが実態です。

キラキラネームによって起こるデメリット

キラキラネームを命名する親にしてみれば、子供に自分がカワイイと思う名前をつけたいという純粋な気持ちがあるのでしょうが、実際にそうした名前をもって世間に出た時に子供が受けることになる不利益はとても計り知れません。

具体的にはまず小中学校などに進学をしたときに先生や友人からその通りに読んでもらえない、そのためにいじめの対象になりやすいということがあります。

学校くらいなら親の訴えもできますが、例えば急な事故や病気になって病院に運ばれたときすぐに読むことができない名前をしているために病院間の連絡ができずカルテの作成が遅れて速やかな手当をとることができないなんていうことが起こりえます。

さらに就職活動において、奇抜な命名をされている子供というのはおかしな親がいるというふうに思われてしまうことになるため、はっきりそれとはいわれないまでも名前が原因で就職ができないということもありえます。

これから名前をつけるなら、もしその子が将来大企業の社長になったときに「代表取締役社長 山田黄熊(ぷう)」といった名前ではたして大丈夫なのかといったことを考えてみてください。