赤ちゃんを抱っこするときに気をつけることは?

産まれたばかりの赤ちゃんは、ふにゃふにゃと柔らかくとてもデリケート。
上手に抱っこしてあげないと、赤ちゃんも不快ですし、抱っこするママも疲れてしまいます。

まず、赤ちゃんを抱っこするときは、驚かせないように注意しましょう。
いきなり抱っこして持ち上げると、赤ちゃんはびっくりしてしまいます。
おどろかせないように、抱っこする前に声を掛けてあげましょう。
そして、緊張せずリラックスした状態で抱っこしてください。
ママやパパが緊張すると、その緊張が赤ちゃんにもうつってリラックスできません。

そして腕だけで抱っこするのではなく、脇をしめて腕全体で包み込むように、腕と胸でしっかりと支えてくださいね。

赤ちゃんの正しい抱き方

赤ちゃんは生まれたばかりの時期は、首がすわっていません。
自分で首をささえられませんから、この時期はしっかりと頭を支えてあげる必要があります。
では、新生児期から首がすわる前の2~3か月頃までの抱っこの仕方を細かくみていきましょう。

首が据わっていない赤ちゃんは、首と頭をしっかりと支えられる横抱きが基本です。
横抱きの方法ですが、赤ちゃんの首の下に片手を入れて首と頭としっかりとささえ、もう片方の手は股の間に入れて、手でお尻を支えます。

この状態のままそっと、抱き上げて胸に引き寄せます。
お尻を支えている手を背中まで上げて、腕でお尻を支えましょう。
首と頭を支えていた手も、背中の方へずらし、肘を曲げたところに頭と首を乗せるようにして抱っこします。

腕と胸で赤ちゃんを包み込むように抱っこし、腕で首をしっかりとささえるようにしましょう。

いつもは横抱きですが、ゲップをさせるときは縦抱きにすることもありますね。
また、赤ちゃんのなかには横抱きよりも縦抱きの方を喜ぶ子もいるので、横抱きをしてぐずるようなら縦抱きも試してみましょう。
では、縦抱きの方法をみてみましょう。

まず、寝ている赤ちゃんの首と頭を片方の手で支え、もう片方の手を股の下に入れて手のひらでお尻を支えます。
これは、横抱きとまったく同じです。
このまま、赤ちゃんを優しく抱き上げて、赤ちゃんの頭を自分の胸と肩にもたれかけるように体を密着させます。
お尻を支えている手をずらして、腕全体でお尻を支えながら、もう片方の手で頭と首をしっかりとホールドしてください。
ママと赤ちゃんのおなかが、ピッタリとくっつくように抱っこすると、赤ちゃんが安心します。
横抱きに比べて不安定な体制になるので、首をしっかりと支えてください。
首が据わっていない赤ちゃんは、自分で頭を支えられずぐらぐらしていますから、縦抱きをするときは特に注意が必要です。

生後4~5か月たって首が据わったら、首を支えなくてもよくなるので、抱っこするのが楽になります。

この時期からの抱っこの仕方は、まず寝ている赤ちゃんの両脇に両手を入れ、親指が胸の方に、他の指が背中の方に行くようにしてそっと抱き上げます。
片手を赤ちゃんのお尻のほうに下げて腕全体で体重を支え、もう片方は脇の下か後頭部を支えます。
首が据わっているからといって、片手で抱っこするのはやめましょう。
赤ちゃんが後ろに仰け反ることもありますから、必ず両手で抱っこしてくださいね。

抱っこは赤ちゃんとママやパパとの最高のスキンシップです。
安全で正しい方法で抱っこして、愛情を注いであげましょう。