電卓

これから家計簿を付けることを考える人へ

一人暮らしの時には財布の中や残高の数字は比較的把握がしやすいものですが、結婚をしたり子供ができたりして複数の収入や支出がではじめるとなかなか頭の中だけで金額を把握することができなくなります。

なんとなくで家計を管理していたらいつの間にか預貯金がどんどん減っていき、とても積立などをすることができないなんていう危機感を感じたことがある人もいるでしょう。

結婚など複数の人で一緒の家計を持つようになったなら、できるだけ早めに家計簿をつけるというクセをつけることをおすすめします。

もちろん一人暮らしの時からでも付けておくクセがつけられれば最高です。

家計簿をつけるというとなんだかとてもお金の管理が上手な人のすることのように思えるかもしれないですがそれは全く逆で、むしろお金の管理が苦手だなと思っている人こそより家計簿にはチャレンジをしてもらいたいところです。

最初はつけるという行為が面倒でさぼりがちになってしまうので、いきなり難しく複雑なことをしようとせず、自然にいつもの習慣として行うことができる方法にするのがよいでしょう。

現在家計簿はノート式の文房具から、パソコンやスマホで使うことができる手軽なアプリまでいろいろなものがあるので使いやすいものを探してみましょう。

ノート式の家計簿が案外使いやすい

若い世代になるほど、何でもスマホでやってしまいたいと思う傾向があるようです。

実際GooglePlayやAppStoreといったところで検索をかけてみると、有料・無料で非常にたくさんの家計簿アプリが出てきます。

オンラインアプリの場合、項目が最初から記載されておりその通りに入力をしていけばすぐに計算が完了するので使いやすいことは使いやすいのですが、いきなり最初からアプリで管理するというのもちょっと問題があります。

というのも、その家庭におけるお金の流れは人それぞれであり、画一的な家計簿書式では把握がしづらい面があるからです。

すでに長年経理の仕事をしてきたりして簿記の知識があるという人ならともかく、初めて帳簿の記載にチャレンジするという人にとってはいきなり画面で管理をするのはむしろお金の流れを正しく把握しづらいということもあります。

そこでおすすめしたいのが使いやすいノート式の家計簿です。

家計簿ノート|小学館
こちらなどは会計や経済についての書籍を何冊も出されている細野真宏さんが監修をした家計簿ノートとなっており、非常に使いやすいものとしてかなり人気があります。

初めての人でも使いやすく楽しい作りになっているので、家計簿を通して会計の仕組みまで理解できてしまうという非常に優れた本となっています。

節約のためのノウハウも掲載されているので、読み物としても楽しめます。

自分の生活スタイルから家計を考える

家計簿を長く続けるためのコツとしては、あまり細部にまでこだわらずまずは全体のお金の流れをつかむようにするということです。

最初のうちは1円でも収支が狂うのが許せないとばかりに細かく記載をしていきたくなるところなのですが、お店で毎日レジ管理をするならともかく家計においては1円も狂わず家計管理をするのはかなり難しいことです。

それよりもむしろ大切なのは、その家庭において毎月や毎年かならずかかる固定費はいくらであるかということを把握し、どうした部分に多くの出費があるかということを知るということです。

保険のような普段使わない固定費は、定期的に見直すことで節約できる可能性があります。

長期間見直しを行っていない人は、一度他の会社で見積もりを出して、比較するといいでしょう。

子供がいたり、ペットを飼っている人、または何らかの趣味がある人などはそうしたものが家計にどのくらいの負担をかけているかということをしっかり数字や割合として出してみましょう。

まずは現状を把握することが節約と上手な家計管理の第一歩です。